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M&Aニュース

2021.07.09

M&Aアドバイザーは何を基準に選定するべきでしょうか?

M&Aアドバイザーを選ぶ際の基本的な判断基準は以下のように整理されます。

  1. 買い手とのマッチング力
  2. 報酬体系
  3. 担当者の信頼感

買い手とのマッチング力

売り手企業オーナー様にとって、どれだけ魅力的な買い手様をご紹介いただけるかのマッチング力を意味します。

当然ながら大手仲介会社の方が幅広い紹介を受けられる一方、買い手様の属性によってはクローズド(独占交渉権を付して1対1のコミュニケーションを進める形)の方が良い条件をご提案して頂けることもあるため、必ずしも「買い手候補の数が多いから良い事業承継になるとは限らない」点は留意が必要です。

仲介手数

M&Aアドバイザー選定における報酬⾯(仲介手数料)のポイントとしては
着手金・中間報酬・最低手数料の有無
に留意しながら進めるとよいでしょう。

大手M&A仲介会社と中堅・ブティック系M&A仲介会社で大きく区分すると基本的な設定は下記が多くなります。

  • 大手仲介会社:報酬の設定が複数あり(着手金・中間報酬・最低手数料の設定が様々)
  • 中堅・ブティック系仲介会社:成功報酬のみ(着手金・中間報酬の設定無し)

担当者の信頼感

大手M&A仲介会社には優秀な方が多くいる一方、大手であるがゆえに複数案件を同時にこなしていることがあります。

そうなると、必然的に1件あたりにかけられる時間が減ってしまったり、
または個人的に懇意にしている買い手を優先的に紹介するような、
「アドバイザー・ファースト」の現象がたまに見受けられます。

売り手様の魅力をどれだけ買い手様にアピールしていただけるかも含め、
担当者への信頼感はM&Aを成功させるための重要ポイントとなります。